水曜日, 10月 27, 2010

Iloca STEREO RAPID到着








先日、e-Bayで買った新顔のStereo Cameraが到着した。
西独イロカカメラ製のステレオラピッドだが、なかなか市場に出てこないのでいつかは入手しようと
思っていた。
$150でずっと誰もBitせず、終了後にByItNow$145で出たので買うことにした。
今回の売主は南アフリカ。意外と早くついた。実質8日で着いたから北米と変わらない速さ。
本体$145、送料$44USD 現在の円高で1.5カメラ円切っている。
外観はStereo Realist45に距離計とストロボ接点がついたもの。
Realist45はドイツILOCAでOEM生産したものだが、Realistは普通に距離計があったのに
Realist 45では距離計が目測になってしまっている。
レンズもF3.5のいわば普及機タイプ。まあDevidWhite社もなめられたなというところかな。
同じメカに距離計、接点つけてレンズもF2.8 をつけ自社ブランドで出したのがこのカメラ。
シャッタースピードも1/300まであり、スペック的にはWollensak-10 と並ぶ。
レンズに曇りアリでこの値段なので微妙なところ。
実はこのStenheil Munchen のレンズは他のStereo Cameraでも採用されているが
曇っていることが多い。
手元のWirgin StereoのIa,IIa,IIIaでもEXAKTAマウントの同社レンズでもあまり良い状態の
ものにあっていない。
果たして今回も詳細に見るとかすかに白い斑点があり、クリーニングしても取れない。
売主はカビと言っているが、私は同社のコーティングの耐久性が良くないと見ている。
外観の状態としては良好な部類に入る。
いずれにせよ、このカメラ、大柄だけど機構的には大変よく出来ていて試写が待たれる。
秀逸なのは巻き上げフィーリングとその機構で、この点に関してはRever Wollensakの上を行く。
2枚目の写真で飛び出しているレバーは普段は折りたたまれていて、巻き上げ時に引き出す。
約180度でステレオのコマ送りが出来るのは多分最良の部類だろう。
ファインダーは下部についていて撮影時はおでこを本体に付けるいわゆるリアリスト風だが、
リアリストの世界からは違和感は無い。距離計像が中心に出ているので覗き替える必要が無いのも
良い点である。
撮影枚数のカウンターも裏蓋を外すと自動リセットされるのでダイヤルの合わせそこないも無い良い
構造である。
予想では順光ではいい線行くが、逆光気味では全体に白く飛びそうな感じがする。