木曜日, 6月 27, 2013

Telefunken Ela L8 1262

先日入手したTelefunken の25cmフルレンジに結構はまってます。
手に入れるかどうかかなり迷った挙句、もっとも円安の時期に買ってしまって残念では有ります。が、それを忘れるくらい音に関しては良いのです。まあ試聴に使っているアンプが無帰還50シングルなんて特殊?なものなのであくまで当家においては好結果といっておくべきですね。


カーブドコーンにフィックスドエッジです。


マグネットはDEWのもので少々錆がついてますが直径82mmほどの大型のものです。L8のマグネットはこのほかにTIGGERのものもよく見かけます。


軽金属のキャストフレーム。トランス取り付け用の補助リブとネジ穴がはじめから鋳込まれてます。
Ela L8 1262はレッドニップルという愛称で有名なEla L6 1262の後継機です。
L6は非常に凝った形の赤いセンターキャップが付けられていてその形から連想してレッドニップルと名前がついているのですが、一応L8もフェルトのセンターキャップが赤いのでレッドニップルと呼ばれているようです。
また、Netで調べた画像の中には後継機なのにL6 1262の印字のものもありました。長方形の製品ラベルのついたL8の写真をよく見るのですが私の入手したL8にはTelefunkenのデカールのみで品番ラベルはついていませんでした。


かすかなデートコードスタンプから23 Apr 1951と読み取れます。2本とも同一スタンプでした。
ということはなんと62年前の製造ということのようです。(@@)
パンと張ったコーン紙の状態はほぼ新品のままです。
ダンパーは波型でドーナツ状の円盤に接着されていてその円盤がフレームバスケットにネジ止めされてます。
マグネットの根元に見えているのがその固定ネジで円盤の固定位置を少々変えることによりダンパーの位置を調整します。
ボイスコイルのクリアランスは非常に狭い様でこの調整は微妙、実際に音だししながら調整しました。
位置がぴたりと決まると以後快調で、さすがプロ用といったところです。


設置は例によってバッフルにつけただけ。
殆ど1本でいけるのですが、高域をちょっとだけ追加。JA-0506を乗せてみました。

出てくる音はこれまでのいろいろのドイツユニットの中でも特に優れたものでした。
ここ1年少しばかりですがドイツ系ユニットを手に入れてはいじってきました。
私の場合はこのユニットで結構満足できそうで1つの到達点を見つけた感じです。

#もちろん世の中にはオイロダインを入手できる裕福で幸運な方もいて
#それはそれでうらやましくもありますけど宝くじにでも当選しないと私にはちょっと無理な
#世界。