日曜日, 7月 24, 2011

リべアンサックス または ウォーレンベアーズ

ステレオカメラをいろいろ集めてますが、今回はレンズ入れ替えの話です。
リベア33とウォーレンサック10はボディが同じでレンズ違いと言われてます。
どちらも複数台数持っていてお気に入りの機種です。
今回、いーべいにて手に入れたカメラはこの2機種のレンズを入れ替えて
リベア33の土台にウォーレンサックの上級レンズを取り付けた物。
実際に載せかえをする人は昔からいたようで、リべアンサックスまたは

ウォーレンベアーズと呼ばれていたようです。

写真は後にリベアの予備バッジをつけたものですが、
元々はバッジなしで到着しました。
文面から、あまり気に入らずにお蔵入りしていていたもののようでトッププレートが
結構腐食していてまあ汚い部類です。私の持っているWollensakやRevereからするともっとも腐食して汚い個体でした。
中身はというと、これまた整備が大変な個体で、前の持ち主は中途半端な改造で
放棄したのかなと思われます。
先ずはレンズボードの止めネジがゆるい、締めるとシャッターが落ちなくなり、ゆるく止めていたようです。
さらにベース部分は削っており、少しレンズボードが沈むようです。
また、リベア用の遮光用ゴムリングが中途半端に貼ってありました。
でもこのリベア用の遮光リングはWollensakには小さく、こんなもの入れると周辺減光しまくりですね。
レンズボード外してみると、ありゃ、ストロボ用ケーブルが配線されてない、、



結構とほほな個体でしたが、まあ何とか修復しました。
上の写真は本物のWollensak10と、手持ちのWollensak10 の
レンズボードです。右端はレンズナシのレンズボードでこちらは部品取用です。

この時代のRevereとWollensak、それにリアリストのイモネジはブリストルレンチという特殊な工具がないと整備できません。
もし整備したいと思うようでしたら必須工具です。6角レンチで廻すとネジを壊します。
ということで、昔買っておいたブリストルレンチ出動です。$25くらいでDr3Dから買った物で結構高い。

リベンアンサックスを連れ出して撮影にかかる前にもう一つ、レンズとフィルムまでの距離調整が必要で、少々準備をしないといけないと思ってます。すりガラス+ルーペで直接調整するのですが材料調達の必要アリです。
バックプレート位置をブリストルレンチで調整するのですが、4個のイモネジを微調整するのは結構面倒。
まだまだ調整で手間がかかりそうです。