いつもSekonicのL-158を持ち歩いているが、さすがに面倒なので、
一念発起?してeBayで入札、手に入れたのは
MCとMR4 1つずつ。さすがに古いものなので あちこちに問題がある。
まずMC Meterの弱点はセレンの劣化。これはLEICAに限らず
セレンを使っているMeterの場合に非常に多い。
MRの方はCdSなので動くのだがこちらには別の問題がある。
MR Meterの電池はPX-625だが水銀を使っていたため昨今の
環境保護の活動から世界的に水銀電池の生産そのものが廃止された。
元の電圧値は1.35Vだが代替の電池は1.5Vだったり放電特性が異なったりしている。
形状が同じPX625U(アルカリ)だと電圧が合わないし、放電特性も異なっており、
読み取り値が正しくない。 ASA 感度の設定を2絞り分移動すると
ほぼ同じ値になるようだ。

さまになるMC Meter. ただしこのMeterは高感度のポジションしか動かなかった。
ADRAMAは返金しようかといってきたが、送料のほうが高いので割に合わないため
返品は見送りにするつもり。
現在、一度分解して確認したが、ハンダ付けや接点等は正常に見える。
回路を追ったが、感度の切り替えは外付け抵抗の切り替えだけなのか、
それともセレンの全部と半分の切り替えもやっているのかわからなかった。
で、研究用にもう1台MC不動品を買った。
こいつが届いたら中身を解析して太陽電池で動くようにする予定。
以前LEICA Meter2の修理でソーラー電卓の太陽電池と不良セレン素子を
置き換えたがこちらは適当な修理だったので値が今のところ合っていない。
まじめに解析していないため
今回は本気で修理しようと思う。100均の電卓をまた買って来よっと。
こちらはLEICA MR4 Meter. カメラはM3 Single Stroke レンズはSummaron 2.8 35mm
水銀電池が手に入らない。 このメーターで正しい露出を図るためには
空気亜鉛電池MRB625を探すのが最適解だが結構値段が高い(600円程度)のと、一度開封するとどんどん空気が亜鉛と反応して放電してしまうこと。(まだ使った事がないが、使用しないときはシールで蓋をして延命させるらしい)
LR-44電池をSBRで降圧させて1.35Vにするアダプターは2900円するしMR Meterの電池室形状を改造(4200円)しないといけないと関東のWEBには書いてある。金額も内容も不満足な話だ。
そこでとりあえず八王子のヨドバシにあったP625Uを入れたが今の新品電池だと1.52V出ている。
この電圧だと 2絞り分低い値が出てきている。
都内のカメラ屋に行ったときに 空気亜鉛電池を探しておきたい。