日曜日, 9月 30, 2007

ESOTERIC P2s修理、昨日修理したのに今日また不調

P2sの底に20mm径の穴があけられた。
顛末は橋の記事(長文)に。
<<穴あけの顛末とは>>
昨夜に艱難辛苦を乗り越えて直したにもかかわらず、昨日の問題番号
2番のトレイが出てきてしまう現象が今朝また再発。
昨日までの解析経過で原因はわかっているのだが、残念なことに
有効な手はなかなかない。
というのも、CDをクランプする箇所のセンサーからの信号が時々
途絶えるのが電気的な問題なのだが、本当の原因は駆動ベルトの劣化。
ベルトがわずかに緩んできており、停止位置信号がStart時に正常でない
ままになる時がある。CDの取り出しとローディングのある拍子に4箇所の
Micro-SWの最後が満たされずトレイがLOADされたにもかかわらず
認識信号がCompleteしない状態になる。
回復方法はこの少しスリップしているプーリーをちょっとだけ
動かしてやれば良い。ほんのちょっとのところなのだが、このちょっとが
問題で、プーリーの位置を動かす手立て以外では回復しない。
直前のDISKが演奏できても運が悪いと次にCDを掛けたときには
再発するのだ。
P2sにはトレイとクランプ機構あわせてベルトが3本あるが、3本ともヘタって
きて、トレイ周りの一連の動作不良となっている。
トレイモーターの2つのベルトはすでに交換して回復できたが、
このクランプ機構箇所のベルトを架け替えるにはVRDS機構のほぼ全部を
分解しないとたどり着けない。2つのプーリーのうち、1個の軸が両側とも
機構的に固定されていてかしめて止まっているため、
プーリーの付いた軸受けまで分解しないと緩んだベルトをはずすことも
別のベルトを通すことも不可能なのだ。おまけに作業する場所がVRDSの
ベースボードとターンテーブルの間にあり、ターンテーブルをはずさないと
どうにもアクセスできない。
ところがこのあたりのメカをバラすと、焦点調節はじめ心臓部のすべての
再調整になってしまう。VRDSのブリッジをはずすとえらいことになるのは
VRDS機構分解先駆者?の畏友万野さんから伺っており、
よほどの事態にならない限りねじすらはずしてはいけない箇所が
このターンテーブル周り。
修理に時間がかかりそうと思った真相はこのあたりにある。
何かいい方法はないかと思っていたが、ベルト交換をしない限り、
毎回この故障モードに入るたびにラックから引き出して裏蓋をはずし、
プーリーの位置をちょいと動かすことが必要になる。
そこで、、ちょいと触るだけで回復できるならと考え付いたのが、
アクセス穴をつけておくこと。これには加工が必要となる。
今朝の再発でいままで決めかねていたが本体の底板に手をつける
決心をした。(大げさ)
まあすでに転売する気も無いし、ぼろぼろなので決心が要るほどの
ことでもないか。
鉄板の底板に穴を開けて発生時の復旧を容易にすることで対策とする。
再発したら電源ONの前にこの穴から指を突っ込んでVRDSメカの下側の
プーリーをちょいちょいとずらしておけば良いだけのことだ。
底板の鉄板に20Φの穴を開けた。ホルソーとボール盤にて簡単工作。
道具がなければえらいことだが真空管アンプのシャーシ加工用に
持っている工作道具は豊富。あっという間に終わり。
ほかの材料で蓋することも考えたが、とりあえずふちの面取りとナイロンの
げじげじ(正式名知らず)をつけておいた。

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